-KENKOUDO-
腎臓病について
腎臓病でお悩みの方、諦めないでくださいね。
腎臓とは、わかりやすく言えば血液を掃除してくれる臓器です。腎臓の働きが低下してくると全身の血液が汚れ、全ての臓器の働
きが低下してしまいます。これを多臓器不全と言います。
腎臓は少しくらい悪くなってしまってもガンバッテ働きますので、検査で異常(クレアチニン値の異常)が見つかった時はもうすでに
腎臓機能の半分以上が働いていないと言われています。クレアチニン値が高い、尿にタンパクが検出され様子を見てみましょう、と
言われた時は腎臓機能の異常の始まりなのですが、腎臓を本質的に治療する方法は無く、様子を見ているうちに検査数値が上昇
しても、特に根本的な治療は残念ながら無いようです。
私の経験上、漢方薬は腎臓機能の改善に非常に効果があります。
漢方の生薬には各個人の体質や症状に合せ血管を掃除してくれる生薬が多種あります。
腎臓は毛細血管のかたまりともいえる臓器ですので、腎臓の毛細血管を掃除しながら、
各個人の状態に合わせた全身のバランスを整える漢方を併用する事により、多くの方々に大変喜んでいただいています。
当店では上海中医薬大学で学んだ本格的な漢方治療に加え、身体深部を温めながら、難病を改善する火神派と言われる漢方流派を学び、
より良い治療効果を提供させていただいております。
いろいろと漢方を試しても、効果が思わしくない方。胃腸に負担を感じ、続けることができなかった方。
諦めないで 、ご相談くださいね。
一般的に患者数の多い順番に上げると以下のようになります。
腎臓は色々な疾患からの影響で腎臓病になることもありますが、 慢性腎臓病を治療するには、 原因になった疾患を漢方薬
で根本的に治療しながら、
腎機能の本質的に回復を目指すことが大切です。
クレアチニン値は、筋肉の代謝産物であるクレアチニンが血液中に含まれている量を示す血液検査の指標です。 クレアチニンは、腎臓でろ過されるため、腎臓の機能を評価するために利用されます。 クレアチニン値により腎臓の機能状態を判別する指標になりますので、漢方的な体質判断 と合わせて漢方処方致 します。 (局部的な腎臓のダメージと、身体全体の状態を考慮する事により根本的な治療につなげます。)
漢方では、腎臓病の方のクレアチニン値上昇を発生させてしまう根本的な原因は、全身的な血管の汚れと、 免疫力の低下することが原
因であるとし、治療として血管の汚れを改善させていただきます。そして免疫力のバランスを整える事を基本にします。私は更に原因を
一歩掘り下げて、単に血管の汚れや免疫力を整えるだけではなく、身体の冷え(陽気の不足 )により、身体の代謝も低下して身体に不必
要な物質の蓄積が、腎臓の悪化に追い打ちをかけていると考えています。
例えばですが、単に身体を温めてしまうと、温泉で長湯をした時のようにふらつきや眩暈感が出て不快になる方もあります。身体深部を
各個人の状態を見極めて温めながら、バランスをとるテクニックを身につければ違和感もなく、根本的な治療になると考え、中国の上海
中医薬大学の教えを基礎に、火神派といわれている中国の漢方学術流派に学びました。
一般的な中国漢方医学では腎臓病の原因として
(1)身体を構成する物質の不足が何であるのか
気虚(エネルギー不足)
血虚
陰虚(身体の潤い物質の不足)
これらの不足を補い、不要な物質を取りのぞく事によりバランスを整えるように致します。
一般的によく用いられる漢方処方としては、以下のようなものがあります。
〈気虚〉補中益気湯、参苓白朮散〈血虚〉四物湯、当帰建中湯、〈陰虚〉味麦地黄丸、知柏地黄丸、〈水腫〉五苓散、胃苓湯、〈血管の汚れ〉血府逐瘀丸、冠心逐瘀丹〈ストレス〉逍遙散、加味逍遙散。
これらの漢方処方は、体質によって重複して用いた方がより良い効果を発揮する場合もありますが、逆に重複することで作用がマイルドになりすぎ、効果が現れにくくなる場合があります。これらのことのポイントとして、胃腸の状態や症状の重さなどを考えて、その方の状況に合わせて対応することが大切です。
☆腎臓病漢方治療のポイントについて。
漢方治療するにあたって、まず最も着目すべきは胃腸の状況です。胃腸がしっかりしていれば、重複する漢方処方を受け入れることもできますが、胃腸の働きが低下している状況であれば、最低限度で今最も必要な改善すべきところに重点を置き、治療すべきです。(胃腸の働きが低下していると、生薬の種類によっては、吸収しにくいこともあります。)
また、症状が重症で緊急に改善すべきところがあれば、根本的な体質改善は後にして、今まさにすべきことに着目し、治療を開始するべきです。(血圧が異常に高い時やむくみが強い時、舌診から内臓の乾燥感が強い時など)」
腎臓病 漢方治療のポイントについて②
軽症者や若年者は、 気(体のエネルギー、活動や健康に関わる力) 血(体を巡る栄養や酸素を運ぶ重要な液体)の増幅や 、
身体に有害な水腫、 血液の汚れなどの排泄を補助し、腎臓の周辺の環境改善に重点を置いた漢方処方のみを用いた
ほうが良い状況もありますが、糖尿病性腎症や高齢者の慢性腎炎の方は腎機能を直接改善する補腎薬(代表は八味地黄丸や 六味丸、
地柏地黄丸、等)との併用が必要です。素人判断はせず、専門家にご相談をおすすめいたします。
そして火神派といわれている中国の漢方学術流派ではさらに一歩進めて考え、クレアチニン値の上昇し易い体質になってしまったのは、
飲食物の温度や環境で身体を冷やしてしまい、全身的な血管の汚れと、 免疫力の低下を助長させてしまったことが、腎臓病の原因でも
あると考えます。
日本人も世界の人々も誤った生活習慣、生冷油膩の多飲食、エアコン等による空調等で身体深部を冷やし易い状況下にあります。
一般的な漢方での腎臓病の治療も大切ではありますが、しっかりと身体深部の冷えを「体質や各個人の状態に合わせて」改善させてあ
げる事こそが、本当の意味での根本的な治療につながると考えております。
私は石切神社参道(大阪府と奈良県の県境)で 20 年間漢方修行をしてきました.
石切神社は「様々な病を治す神様」で有名であり、日本全国から 各種疾患の患者様が数多く来られ、ご縁をいただき、複雑化し長期化
した難治性の腎臓病に苦しむ方々に対応させていただき、多くの方々のお役に立てる事ができました。
お気軽にご相談してくださいね
70代 女性
クレアチニン値低下 2.13→1.62
数年前に健康診断で数値に異常が発見されて再検査をした所、「慢性腎臓病(CKD)」と診断。
【来店のきっかけ】 病院で治療を受けているが、最近「クレアチニン(Cr)」の数値が上がってきた為、ご相談に来られました。
【初来店時の症状】 絶えず疲労感とむくみがある。
【効果が現れるまでの期間】 3 か月
【漢方服用して 8 ヶ月の状態】 病院で検査をした所、「クレアチニン(Cr)」が「1.62」まで下がっていたとの事。
【漢方薬の種類として】 ①腎臓機能改善漢方薬 ②水を巡らせる漢方薬 ③血流を改善させる漢方薬 以上の3種類を組み合わせて出させて頂きました。
ご高齢の事もあり、これ 以上悪化させない為、少ない量で継続して飲む事が大事になってきます ので、 今は最初の 1/3 量で現在も服用中です。
40代 女性
クレアチニン値低下 1.38→0.82
数年前からクレアチニン値が少し高いため経過観察されていました。ここ数ヶ月で数値も上昇傾向にあり不安に感じられて、
根本的な体質改善を目的に来店されています。
【初来店時の症状】 絶えず疲労感がある。
【効果が現れるまでの期間】 2 か月
【漢方服用して 6ヶ月の状態】病院で検査をした所、「クレアチニン(Cr)」が「0.82」まで下がっていたとの事。
【漢方薬の種類として】 ①身体の免疫力を高める漢方 ②血流を改善させる漢方薬 以上の 2 種類を組み合わせて出させて頂きました。
今後の健康維持のためにも、少ない量で継続して飲む事が大事になってきますので、今は最初の 1/3 量で現在も服用中です。
A 漢方薬によって効果の現れる期間は異なりますが、一般的には急性病なら数日以内で効果が現れますが、慢性疾患の場合は2~3ヶ月位で改善の傾向が現れる方が多いです。個人差がありますので、お話をお聞かせください。
A 発症から時間が経っても多くの方々が改善されています。ただし腎臓病にかかっている期間が長いと、その分時間がかかる可能性はあります。一度ご来店いただき、お話をお聞かせください。当店では患者様の症状や体質に合わせた漢方処方をすることで、改善に導きます。
A 私たちは、症状や体質を、中国漢方理論に基づいてしっかりとカウンセリングを行い判断させていただき、その方に合った漢方薬を処方致します。漢方薬の特徴や効果についてもしっかりとご説明いたします。お気軽にご相談ください。
A 漢方薬の値段は、処方される薬の種類や量によって異なります。1週間あたり軽症の方で 5000円前後、少し症状の重い方で6000円前後が目安になっております。
A 病院の薬が効かなかった場合でも、本当に体質に合わせた漢方薬であれば多くの方々が改善されていきます。ご相談いただいた症状や体質に合わせた漢方薬をお出し致しますので、一度ご来店いただき、お話をお聞かせください
A 当店では、症状の現れ方や体質を中国漢方的見地から判断するため、原因がわからなくてもご相談いただけます。諦めないで、お話をお聞かせください。
A 一般的には、病院の薬と漢方薬を併用しても問題がないことが多いです。当店の患者様の多くは病院のお薬を併用していますが、問題が 起きたことはございません。ただし、特定の医薬品と併用することで悪影響を起こす場合があるため、お薬手帳をお願い致します。
A 対面での漢方相談なしに、より良い判断が難しい複雑な症状(慢性腎臓病等)や、重い疾患に関する相談は、電話相談やZoom相談等、お客様の安全を守る、
より良い改善を目指す観点から慎重に判断する必要があります。
どうしても来店が難しい場合でも、申し訳ありませんが、初回のみは対面での漢方医学的な判定を行い、その後は経過観察を行いながら、漢方薬を郵送するという方法も考えられます。
また、最近はオンライン、ビデオ通話などを利用したオンライン診療も普及していますが、対面での診察に比べて利便性が高い一方で、
漢方的な望診や血流計等の活用が正確にできないなどの制約もあるため、適切な判断が必要です。電話相談などを活用される場合は、そのメリットとデメリットを明確にお客様に示し、
十分な説明と同意を得た上で利用することが重要です。
漢方の健康堂では、お客様のより良い改善、利便性の両立を目指して、初回の相談だけでもご来店頂けると、より良いアドバイスが可能だと考えています。
A いいえ、そうとは限りません。
漢方薬にも虚実寒熱という最低限守らなければならない基本があります。そして病気にも、最近発病した方や長く患っておられる方などによって、
本来用いるべき漢方薬は変わってきます。そのようなことをよく考えて出された漢方薬以外は、トラブルを発生させる問題になってしまいますので、注意が必要です。
特に高齢者や長く病を患っている方は、虚実寒熱が入り乱れて、状況によっては比較的安全な 漢方薬でも副作用を発生させてしまいやすい方もおられますので、注意が必要です。
更に腎臓病のように全身機能の低下を伴う場合は、注意が必要になります。こうした方は素人判断で漢方薬を使用せずに、専門家に相談をお願いいたします。
A 漢方の世界では、体の状態を「虚」「実」「寒」「熱」の4つの面から診断します。虚は体のエネルギー等が不足している状態を指し、
実は過剰なエネルギーや物質が溜まっている状態を指します。寒は体の内部や患部が冷えていることを示し、熱は体内のエネルギーが過剰に高まっている状態や患部が熱を持っている状態を表します。
これらは最低限度漢方診断するのに必要なことであり、その他にも、例えば舌診や脈診という漢方独自の診断方法も最低限度必要になります。
特に腎臓病のように全身機能の低下を伴う場合は、電話相談やオンライン相談では大切な情報を見過ごしてしまう可能性もありますので、
ご来店いただき対応させていただくことが大切だと考えております。特に素人判断の漢方薬の選択は、副作用が発生しやすくなる可能性がありますので、ご注意をお願いいたします。
A 辛い思いをされたのですね。先ほども申し上げましたが、漢方には虚実寒熱、舌診、脈診そして表裏、それらをまとめてしっかり陰陽を判定するという最低限度、正しく判定すべきポイントがあります。
残念ながら、今までの漢方薬はあなたにとって対応しきれていない部分があったのですね。私は石切神社参道で長年 漢方相談をさせていただき、何をしてもうまくいかない経験のある患者さんと向き合い、少しでもお役に立てるように努力してまいりました。諦めずにもう一度、一緒に頑張ってみましょう。